2007年07月02日

公開日記の残酷

退屈な毎日というわけでもないのに、書くことが無いと感じるさびしさ。
通勤して、仕事をして、子育てをして、考え事をして、あれもこれも、あれもこれも。
書きたいことを書くのは無理です。言いたいことが言えないように。
書けることを書く?駄目、全く魅力が無い。
書くべきこと?何も無い。書くべきでないことならたくさんある気がする。
この一連の文にしても、書きたくないことだったりして。
でも、こうして書いているのは、さびしい理由があるのです。
息を殺して、そこかしこに潜んでいる同類!
彼らに、「その通り!」と言わせたく、恐る恐る書くのです。
同類でなければ、取り付くシマはなく、リアクション不能。
俺はそれを恥じて、赤面しつつ引き下がる。
旗を持って雑踏に繰り出す同類を、俺こそ潜んで待つべきか。
ごらんなさい、結局エセ国語教師の思うツボ、曰く「書けないなら書けないということを書け」。
電車に乗って、勤務して、家族の面倒を見て、考え事をして、それらを書けない切なさ。
毎日、これほど興味深い出来事があるというのに!

さて、うまく言えないから、書くことで補うつもりではなかったか?
話すのがヘタクソだから、文章を利用したのではなかったか?
どうやら、話すことと書くことが混ぜこぜに合わさってしまったらしい。
言葉未満の頭の中のソース。
それは独りよがりで、攻撃的で、意地悪で、醜いものです。
だから相手に気を遣い、礼儀正しく、選んで絞って考え考え、毒の無い一滴を抽出する。
そんな会話が億劫で、黙り込んだのではなかったか。
書くことでも、事情は同じだったわけだ。
今まで書いたものが、急に白々しく思えてくる。
害の無いよう、細心の注意を払っていたような気がする。
いっそ、開き直って毒虫になろうか。
「有害日記」はどうだろうか。

Posted by chitoku at 2007年07月02日 04:31 | トラックバック
コメント
コメントする









名前、アドレスを登録しますか?