夜になって、俺は不祥事の発生時にどんなメールを見たのか確認しなければならなかった。該当メールを現場リーダーに知らせるよう指示があったからだ。
ところが、9月12日から13日にかけて、メールの履歴は殆どなかった。
実際、俺はWEBメールにアクセスしたが、そのメールアドレスは転送設定のアドレスで、閲覧しようにもメールはサーバーに残らないのである。ところが、覚えていないものだから、余計な嘘をついてしまっていたわけだ。仕方がないので、該当日の半日ほど前に受信している知人のメールマガジンを該当メールと見做して、現場リーダーにメールを打った。
いずれにしても、業務規約の違反であることは変わらない。ツイてない...、ダンマリ決め込むしかないと観念した。
次の日は夜勤だったが、夕方のミーティング時に俺は招集されず、別室で現場リーダーと時間を潰すことになった。恐らく、この事件に関する注意や事態の現況について語られており、現場の別会社メンバー(発注要員)への配慮などがあったと思うが、俺はすっかり味噌っかすであった。その日の夜勤は、WEBどころかブラウザさえノータッチで過ごした。
翌日、夜勤明けで自宅に戻り、仮眠し終わった金曜日の夕方、現場リーダーから電話が来た。
「今日であなたは現場終了です、連休はゆっくり休んでください」
シフト勤務の現場は、土日も祝日も関係なく、秋の5連休は中2日以外勤務の予定だったが、急に5日間空いてしまった。家族には単に、現場勤務が終了したと伝えた。

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プロフィール

■chitoku(ちとく) 1969年山梨県生。様々な業態、職種で会社員として勤務する傍ら、『文芸山脈』同人を経て「村松恒平 文章学校」の案内係としてメルマガ編集・発行及び「文章ゼミ」運営に参加する。「文集 地下城」は詩歌を含む習作掲載サイト。2009年4月、同門の上野家ぱん駄、火星紳士との合体作品集『火星パンダちとく文学』で掌編小説作家としてデビュー。

火星パンダちとくのちとくです。

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