『火星パンダちとく文学』情報は、未確認迷惑ブンガク物体ブログで!

せめて3年ぶりに記事にしちゃえ。

ちょうどいい時期に、未公開物件3,480万円の案内が来た。
場所と広さが条件を満たしていたから、家族そろって現地を見に行った。
現地まで、公開物件を見に行ったのは4度目だったが、前の3回に比べて良かった。文句を言うところもなかった。
翌週、俺だけ不動産屋の事務所に行ってお金の話をした。
月々9万円~10万円程度で35年ローンを組むことが出来ると分かった。
同じ広さのマンションを借りたら賃料はもっと高い。
同じ広さのマンションを購入したらもう少し安く済むかもしれないが、新築物件は小さいながらも庭があったし、屋根裏部屋があったし、駐車スペースもあった。
今の団地は既に狭すぎた。
というわけで、とにかくローンの事前審査を依頼した。
翌週、審査OKということになって、さらに翌週、家族揃って不動産屋の事務所に行って建築屋も来て、家屋の詳しい説明を聞いた。
一般的な建売より丁寧に作られる、注文部分が多く残された物件だった。
その日は、契約の前段階で、購入依頼申込書だけ記入した。これで、購入一番権を獲得?ということになるらしい。
注文部分のカタログをどっさりもらった。
またその翌週、本契約ということで、改めて家族揃って不動産屋へ。
宅建主任者から必要事項説明などがあり、建築屋に着手金50万円を手渡して、売買契約成立。
午前中いっぱいかかったが、翌週のショールーム見学や、銀行でのローン契約をスケジューリングされた。
工事の関係上、瓦の色とサッシの色を最初に決めなければならず、次の日早速、同じ建築屋の建てた家を見学にいったりした。
今日は、ショールームでキッチン、床、バス、トイレなどの色や仕様の説明を受けた。そのあと、役所へ行って、ローン契約に必要な書類を揃えた。
週明けにローン契約をして、そのあと不動産屋に自己資金100万円の残り50万円を入金する予定。

本日ローン契約。
3570万円を35年で。。。
そのあと、仲介手数料50万円振り込み。残高10万円になった。オフィスちとくに16万円残ってるのが救い。
この日の昼は、持ち株会の半分引き出しに着手した、約60万円になる見込み。
帰宅して、引っ越し費用のことを忘れていたことに気がついた。
ソファーも食卓もテレビ台も新調しなければならない。。。

こまごもり

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いつか私は、知らない場所を歩くのだった。
目にするのは、全く記憶に無いものばかりだ。
今も、まるで見たことの無い、深くて暗い、公園の噴水くらいの大きさの、眠ったような窪地の前で立ち往生している。
そこで、迂回しても、飛び込んでも、あるいは立ち小便とか、埋め立てとか、一切は自由なのだった。
辺りに散らばって私を見ている、ぼんやりした人たち。
見たことのない周囲の建物。
見たことのない電柱。
全く記憶にない看板や鳥や空までも、私を見ているだろうか。
考えあぐねて私は、後ろにいる、おじいちゃんの上半身に聞いた。
この窪地に呼び名はありますか。
こまごもりだよ。
ふうん。
私はおじいちゃんを踏み台にして、くもり空に向かって、高々と舞い上がる。
離れて見るこまごもりは、暖かくてやわらかいのだ。
人々や建物たちは、一様に肩を震わせていた。
こらえながら笑っているのだった。
こまごもりは、恥ずかしがるように広がり、ネオンライトのように色をいくつも変えながら、こんもりと盛りあがるのだった。
私は、盛りあがるこまごもりに向かって落下する。
ところが、こまごもりも同じ速さで落下しているらしく、私はいつまでたっても、受け入れられないのだった。
こまごもりを知っているのに。
 
 

言葉のクロッキー

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60歳目前の生命保険セールスレディ。一度喋り出すと止まらない。自分の喋りに自分で大笑いして、キャハハと銀歯を見せる。彼女の話に反駁すると、いっそう大声で、かつ早口でまくしたてられる。そして、彼女は口で負けると「悪うごさいましたっ」と開き直り、逆に勝つと「ほれみろ」と鬼の首でも取ったかというような態度に出る。常に自分が正しいのだろう、彼女からごく普通の謝罪の言葉を聞いたことがない。自分の非を認めることが出来ないのだ。それによって、我が身の全てを否定されるように感じるのかも知れない。よって常に、彼女は話す相手に対して一方的である。非常に話しにくい人、取り付く島のない婦人、私の母親!


内向的で気が短い。言葉少なく、表情で分からせようとする。苛立ちやすく、苦虫を噛み潰したような顔をしていることが多い。仕事は非常に真面目で、営業職に誇りを持っている。そのためか、家庭内では些細なことに腹を立て、身近なものを投げつけ、妻子を殴り、酔ってわめき散らす。何につけ妻のせいにするが、本人は自分の短気であると分かっている。しかしながら、笑顔の作り方を知らず、家族サービスの方法を知らず、身内に対して営業しない。本音の会話が照れくさく、あえて他人の理解を求めない、それでいて人一倍承認の欲求が強い、「分かってくれ」と決して言えないジレンマの人、私の父親!

夜になって、俺は不祥事の発生時にどんなメールを見たのか確認しなければならなかった。該当メールを現場リーダーに知らせるよう指示があったからだ。
ところが、9月12日から13日にかけて、メールの履歴は殆どなかった。
実際、俺はWEBメールにアクセスしたが、そのメールアドレスは転送設定のアドレスで、閲覧しようにもメールはサーバーに残らないのである。ところが、覚えていないものだから、余計な嘘をついてしまっていたわけだ。仕方がないので、該当日の半日ほど前に受信している知人のメールマガジンを該当メールと見做して、現場リーダーにメールを打った。
いずれにしても、業務規約の違反であることは変わらない。ツイてない...、ダンマリ決め込むしかないと観念した。
次の日は夜勤だったが、夕方のミーティング時に俺は招集されず、別室で現場リーダーと時間を潰すことになった。恐らく、この事件に関する注意や事態の現況について語られており、現場の別会社メンバー(発注要員)への配慮などがあったと思うが、俺はすっかり味噌っかすであった。その日の夜勤は、WEBどころかブラウザさえノータッチで過ごした。
翌日、夜勤明けで自宅に戻り、仮眠し終わった金曜日の夕方、現場リーダーから電話が来た。
「今日であなたは現場終了です、連休はゆっくり休んでください」
シフト勤務の現場は、土日も祝日も関係なく、秋の5連休は中2日以外勤務の予定だったが、急に5日間空いてしまった。家族には単に、現場勤務が終了したと伝えた。

親を恥じる心

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親を恥じる心。
親の体臭を厭う心。
親を見下す心、蔑む心、憐れむ心。
その心はやがて、
親の心をゆがめ、ねじ曲げ、こわばらせ、
おはようの挨拶さえ、
噛み合わず、ぎこちなく、
食卓に会話なく、日常に軽口なく、
親を恥じる心なきあとも、
楽しき団欒の戻ることなし。
正直な心は親を恥じ、家族を失う。
 
 
 
※旧地下城から転載。
2002年5月20日の創作です。家族!かぞく、カゾク...過俗?たかが家族、されど家族!生涯テーマのひとつです。

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プロフィール

■chitoku(ちとく) 1969年山梨県生。様々な業態、職種で会社員として勤務する傍ら、『文芸山脈』同人を経て「村松恒平 文章学校」の案内係としてメルマガ編集・発行及び「文章ゼミ」運営に参加する。「文集 地下城」は詩歌を含む習作掲載サイト。2009年4月、同門の上野家ぱん駄、火星紳士との合体作品集『火星パンダちとく文学』で掌編小説作家としてデビュー。

火星パンダちとくのちとくです。

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